断熱材ってどれがいいの?
家づくりを考えるとき「どの断熱材を選ぶか」はとても重要です。
なぜなら、どの断熱材を選ぶかによって生活を始めた後の光熱費が変わると言っても過言ではないからです。
日本の住宅、主に使われている断熱材は?
一番よく使用されているのはグラスウール(49%)です。次にロックウール(23%)、
ウレタンフォーム(12%)、ポリスチレン(12%)の順に続きます。
セルローズファイバーの使用は2%程度と言われていますが、
エコ建材の視点から注目されており、増加傾向にあります。
シェアが高い順からどのような断熱材なのか説明していきます。
メリット:耐火性・吸音性がある
流通量が多いため、安価に手に入る
デメリット:施工法や劣化により隙間や脱落が起こる可能性がある
調湿性能はない
結露を起こした場合、断熱性能が低下する
② ロックウール
原料:玄武岩、鉄炉スラグなどに石灰などを合わせ、高温で溶解し生成される人口鉱物繊維
メリット:耐火性・吸音性がある
グラスウールより吸音性に優れている
デメリット:グラスウールよりやや価格が高い
結露を起こした場合、断熱性能が低下する
一般的に「発泡スチロール」と呼ばれることもある。
メリット:水に強く吸湿しにくい
外張り断熱にも適している
デメリット:グラスウール・ロックウールと比較すると価格が高い
メリット:現場発泡の場合接着剤を使わずとも金属・木材・コンクリートの表面に
強く接着した断熱層を作ることができる
小さな隙間にも対応できる
デメリット:燃焼した場合有毒ガスが発生することもある
グラスウール・ロックウールと比較すると価格が高い
⑤ セルローズファイバー
原料:新聞古紙などを綿状に防熱・撥水性能を付加した天然木質繊維
メリット:ホウ素系薬品が使用されている為耐火性能がある
防音効果がある
防虫効果がある
調湿効果があるため結露防止になる
デメリット:他の断熱材と比較して施工に手間がかかる為費用が高くなる。
断熱材の価格は?
(安価)グラスウール→ロックウール→ポリスチレン→ウレタンフォーム→セルローズファイバー(高価)
となっています。
費用の違いは性能の違いと言いかえることもできます。
住宅の営業マンに勧められるまま鵜呑みにするのではなく、どのような断熱材の種類があり、
どのような性能の違いがあるのか、知識を持っておきましょう。