なぜセルロースファイバーなのか 2021-06-01家づくり話健康住宅話 Tweet Pocket 私共の家造り、0宣言の家で使用している断熱材に「セルローズファイバー」というものがあります。 セルロースファイバーの断熱材とは木質繊維の断熱材の総称です。 0宣言の家ではアメリカの新聞紙を再利用して作られたセルロースファイバーを使用しています。 セルロースファイバーの特徴の一つとして、木質繊維が絡み合うことで、その間には小さな空気層が存在します。 この空気層が、断熱効果と共に蓄熱効果、そして防音効果までももたらします。 また、木質繊維は調湿効果に優れており、他の断熱材と比較した時に、湿度を一定に保つ効果が断然優れているのです。 ところで、夏場に家に帰り玄関ドアを開けた時に「ムッ」とした経験はありませんか? 一口に断熱と言うと、“冬が暖かい”イメージを思いますよね。 今の、ハウスメーカーさんや工務店さんが造る家は、冬が暖かいのは“当たり前”です。 夏場を快適に過ごせてこそ、断熱材の本領発揮ではないでしょうか。 「夏は涼しく、冬は暖かい」というキャッチコピーをよく見かけますが、 日本は、島国という性質もあり、湿気の多い風土です。 ですから、古来より湿気に対する様々な工法が取り入れられてきました。 例えば、土壁や茅葺の屋根なども、その断熱性や調湿性の観点から言えば、 日本の気候風土に対応した非常に理にかなった建築資材であると言えるのではないでしょうか。 しかし、土壁や茅葺の屋根にしても建築資材として使用するには一朝一夕ではむずかしく、今それをやろうと思えば必然的にコストも割高になってきます。 実際は、イニシャルコスト重視の顧客需要も相まって、断熱材も大量生産でコストを抑えられ、施工も容易な工業化製品のものが主流となり、 また、断熱性能の数値の高さを謳い、それが高ければ高いほど良いという風潮があります。 話をもどしますが、日本の気候に合った家造りで大切な事は、断熱+調湿を兼ね備えた夏も快適に過ごせる住まい造りでないといけないと考えます。 しかも、極力“空調機械頼りではない”造り方で・・・。 セルロースファイバーの断熱材は、細かく言えば実は種類は沢山あります。 その中でも、0宣言で使用しているセルローズファイバーは、市場にある様々なセルロースファイバーをはじめとした断熱材の中でも、その性能値・安全性共に群を抜いております。 ・・・・・その秘密をもう少し知りたい方は ⇒ 住まいる工房までお問い合わせください。