IoT住宅
“IoT”というものをご存じですか?
IoTとは“Internet of things”の略。テレビなどを見ていてもしばしば耳にすることもありますね。
ざっくりいえば“いろんなものがインターネットを介してつながっている仕組み”という感じでしょうか。
これらの仕組みは医療や農業、交通などさまざまな分野で活用されており、住宅も例外なくその波は押し寄せてきているようで、IoT住宅とも言われているようです。
とはいっても・・・、まだまだ問題点などもある発展途上の仕組みでもあるようですが。
具体的に住宅ではどのような例が挙げられるかというと・・・
●遠隔での住宅の監視
●防犯や災害の監視
●遠隔での施錠確認や、開錠
●エネルギー使用量の管理
●家電製品との連携、遠隔操作 などなど
インターネット技術は本当に生活を便利に、そして豊かにしているものの一つであると思います。
ただ、セキュリティーの面などではまだまだ盤石ではない部分もあるのも現状です。
先日、地域工務店や設計事務所、リフォーム会社の方々へのアンケートを見ましたが、
このIoT住宅に関して熟知していると回答された方は全体の12%弱であり、
IoT住宅を積極的に進めていこうと考えている方もまた12%程度でしかありませんでした。
いずれにせよ、地域工務店などの方は「大手主導で進めているものだから」という見方で、
追従できるように体制だけは整えておくという方向性の地域工務店の見方が大半のようです。
また、今はまだ顧客からのIoT住宅への対応の要望の声そものものが少ないこともあり、様子を見ているとのこと。
それよりもまず、断熱性能や気密性能を重視するべきであり、IoTはその後だという声が現状の“地域工務店の声”のようです。
将来的には大手主導で、テレビCMなどで当たり前のように住宅のIoT化も叫ばれるようになり、
IoT住宅が“マスト”、それ以外の住宅は建てられない・・・というような時代がくるのでしょうか?