シロアリのお話
シロアリの豆知識
シロアリが栄養としているものは木や紙に含まれるセルロースという成分です。
自然界では枯れて弱った樹や倒木などを食べることで木の分解を助けてくれます。
その意味ではシロアリも重要な役割を担っているんですね。
住宅とシロアリ
しかし、私たちの住む家まで食べられてしまうのは困りものです。
シロアリの食害に遭った住宅は、その資産価値が下がるだけではなく耐久性・耐震性まで脅かされてしまいます。
実際、阪神大震災の時に被害の大きかった神戸市東灘区で倒壊した建物を調べたところ、
シロアリや腐朽による被害のあった建物の倒壊は95%と、その影響の大きさが見て取れます。
対策と問題点
今、日本の木造の新築住宅に施されている防蟻防腐処理は一般には有機薬剤です。
これら有機薬剤は環境への負担や人体への安全性を考慮し、最大5年間で効果が無くなるように作られています。
つまり、予防効果を維持する為には定期的な再処理が必要なのですが、壁体内など処理出来ない部分も出てきます。
最近の薬剤は安全性が高くなっているとはいえ、シロアリがそばに近づくだけで死ぬ薬が主流です。
5年で効果が切れるから安全と言えるものではありませんし、効力を維持する為に何度も予防処理していたのでは安全面の不安だけでなく、経済的な負担も大きくなってしまいます。
シロアリ被害を予防しようとして薬剤被害を受けてしまっては、元も子もありません。
しかも壁体内などのように薬液が届かず再処理出来ない部位が出てきます。
シロアリ・腐朽の予防、対策処理には揮発・蒸発・分解等によって無くなってしまう成分よりも 施工箇所に固着して持続し、それでいて安全性も高い木材保存剤が望ましいのです。
住まいる工房の防蟻防腐処理はお問合せ下さい。